GDG福島主催のGoogleI/O報告会へ参加してきた! #io19jp #gdgfksm

郡山で初めて開催されたGoogle I/O Extendedに参加してきたので、参加メモを残します。   connpassのリンクはこちら。
I/O Extended Fukushima | 福島 Google I/O報告会 2019 #5
ハッシュタグは、 #io19jp #gdgfksm

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イントロダクション

GDG福島とは?

  • google の技術を福島へ広める
  • 多様性を持ち、許容しあえる
  • あらゆるハラスメントのないコミュニティ
  • 開発者じゃなくても参加できる開発者コミュニティ
  • オーガナイザーをなれる人材を育てる
  • 日本で9個目のグループ

セッション中の質問をsli.doというサービスで受け付け、いいね数が多いものをピックアップするという手法が面白かった。 sli.do

最新AIアシスタントとGDGミラノ

speaker: GDG福島のオーガナイザーのdott 清水さん

GDG ミラノ

Google I/Oに落選したからGDGミラノに行くっていう熱量が凄いしウケる。 勉強会でQuizを出したりすると日本ではソロリソロリと手を挙げるが、ミラノでは俺が俺が!で文化の違いを感じたそうだ。

Google I/Oのトピック

AR

  • pixel を基本により手軽にARアプリの提供できるようなアップデートが多い

Google Go

  • Google lensで文字をOCR認識し、文字読み上げ、即時翻訳

AI assistant

  • google dupulecs on the Web
  • 店舗予約を音声認識で行うもの、今年はレンタカーの予約のデモだった
  • 認識データが100GB -> 0.5GBへダウンサイズされた
  • GoogleHomeの目覚ましが「OK google STOP」が「STOP」のみで可能になる。

Privacy

  • シークレットモード(incognito mode)がmaps , youtubeでも対応した

Lve Caption

  • 動画から文字起こし

Project Exphonia

  • 発話が困難な人をサポートするサービス
  • 幾つかの単語から機械学習して、その人の発話を文字化するという

最新Google機械学習動向紹介

speaker: 足立昌彦 さん(GDE) セッション資料: Machine Learning on-device

プログラミングと機械学習の違い

  • データを入れて答えを出すのがプログラム
  • データを入れるとルールが出来上がるのが機械学習
  • 機械学習で作成したルールをプログラムに適用して答えを導き出す使い方

機械学習が向いているもの

さまざまなモデルが公開されている

  • ゼロからスクラッチする事は可能
  • 公開されているモデルを自分がやりたい事向けにカスタマイズする事できる

TF Liteとは

  • TensorFlowで作成した機械学習データを変換するツール
  • ファイルサイズは量子化すると4分の1になったりする

Edge RUn

  • ML kit ではモデルとデータを入れて、インタプリタを作成し実行するだけ
  • 注意点としては、C言語のように出力先のメモリ領域を確保する必要がある

ML Kit

  • Firebase のなかにあるサービスの一つ
  • Vision / Natural Language / Custom/ User Experience
  • ML kitで作成したモデルをupdateした時にアプリを毎回updateする必要はない
  • tfliteは圧縮しちゃダメ。(メモリ展開されるので)

GoogleマップARナビ

speaker: 村上 瑞恵 さん(株式会社ハタフル)

googleマップ ARナビ

  • ARナビの先行テスターされたお話
  • カメラで周りの景色を撮影して、現在地を認識させるが早い。
  • 歩きながらだと、危険ですという案内が出て暗転する!
  • これはとても便利

Googleマップでやりたい事を検索

  • 最近、googleで検索するよりマップで検索していく場所を決める事が多い
  • google mapでリコメンド
  • そのため、お店をやっている人はGoogleマイビジネスでGoogleMapへ掲載した方がいい

Google マイビジネス

Google マイビジネスの設定のツボ

  • ローカルSEO
  • 詳細なデータを入力
  • ビジネスのオーナー確認
  • 営業時間の情報を正確に保つ
  • 口コミの管理と返信
  • 写真を追加

まずはビジネスのオーナー確認

  • オーナー確認方法
    • ハガキ
    • 電話
    • メール

詳細なデータを入力する

  • categoryだったり、ビジネスの情報、サービス内容を書く
  • もちろん営業時間もね

Google マイビジネス代行サービス

  • ハタフルではマイビジネスの運営代行もやってます!

Overview of Google I/O 2019 for Android

speaker: あんざいゆき さん(GDE) セッション資料: Overview of Google I/O 2019 for Android

Kotlin first

  • Swiftに近い言語
  • Javaと違い、Nullセーフティーという機能がある

Share Sheet

  • 何かをシェアする時、プレビューが出たり、シェアするアプリ内のデータ

Bubbles

  • Facebookでアプリ内の風船を飛んだりするが、似たことができる?

Dark Theme

  • 1つのアプリの中で2つのテーマを用意する必要がある
  • バッテリセーバーモードになると自動でDarkThemeになっちゃう
  • opt-inでforce darkというモノがある
    • ただ、自前でDarkThemeした方がきれいですよ

Magnifier

  • 虫眼鏡機能

Privacy

  • ランタイムパーミッションが厳しくなっている
  • MAC address randomizationがQでデフォルトになった。
  • backgroundで起動していたものが制限され始めた
  • Shared Storage in Q
    • MediaStoreにデータを追加する時にPermissionが不要になった
    • MediaStore他のアプリが作成したデータにアクセスする時にはPermissionが必要.

Android Sutdio 3.5

batch inport

  • 今まで画像ファイルはサイズやデバイスに応じてフォルダへ入れていたが、それをイイ感じにインポートしてくれる機能が付いた

    SVGs convert

  • SVGをイイ感じにコンバートしてくれる

    layer draw

  • レイヤーをGUIで表示できる

    Emulator

  • 早くなった!
  • Foldables(画面を折れるタイプデバイス対応)

AndroidX

Androidにバンドルされていないけど、Googleが開発している便利ライブラリ集

CameraX

  • まだalpha版です
  • Camera 2ベース
  • ML kit との連携が簡単になるように設計されている

Google Play

App Bundle

  • apkとは別のpublishing formatで提供される。(拡張子は .aab)

Key upgrade

  • キー管理が新旧で行えるように会った

in-app update

  • アプリからアップデートを発火できる
  • 今までは一旦、Play側へ遷移する必要があったけど、それが不要。

Internal app sharing

  • リンクを知っている人は誰でもダウンロード可能
  • デバッグ目的で提供する事ができる

Google 最新ゲームサービス(STADIA)

speaker: 齊藤 真那 さん(株式会社dott)

STADIA(スタディア)

  • 新しいゲームストリーミングサービス
    • 処理自体はクラウドでおこない、端末側では処理結果だけ表示するため、ローデバイスでも快適にゲームできる
    • PC, タブレットスマホ, テレビ(ChromecastUltra)などに対応
  • スマホでゲーム中のものをセーブせずに、別デバイスですぐに続きからスムーズに操作できる
  • 最大4k画質60fps HDRで表示できる
  • ちなみにSTABIAは日本配信未定。

YouTubeとの連携

  • 動画からゲームを購入できる
  • Crowd Play機能として、動画から飛び入りでゲームに参加する機能もある

開発者向けサポート

  • クラウド上に環境を使えるし、自前のサーバもクラウド上に準備出来る上にオンプレでも可能

STADIA Streaming Tech Deep Dive

  • グラフィックのクオリティと低レイテンシーの維持が大切
  • ゲームプレイへの理解と検証として1,500人, 2,500人規模で検証した結果、4k\60fpsが必要という結論になった
  • メディアストリーミングとは違うので、ゲームストリーミング用に考える必要がある
  • 仕組みとしては、ベースのフレームを送信して、その後、差分フレームを配信する仕組みだそうだ。
  • Project Stream

Firebase: Auto ML Vision Edge

speaker: 中園 良慶 (GDG Fukushima)

Firebaseとは

Webアプリやモバイルアプリのバックエンドを素早く開発する統合的なプラットフォーム Firestore, cloud storage, FUnctions, 認証, Hostingなど様々なGCPのサービスが統合されている

AutoML Vision Edge

  • 画像が学習データならスマホで動画を撮影すると適当に動画を画像にしてくれる。
  • インストールが手順が多くて、少し面倒。
  • ただ、手軽にMLが試せるので、ML知らないとは言えない状況になりつつある。

最後に感想

技術やGCPの最新動向に触れるのはもちろん、サービスを利用した話などのエンジニアよりもユーザーに近い人の話があり、とても内容の濃く、GCPを使って何かしてみよう!と一歩踏み出したくなる勉強会でした。